【第5回!TRPG会】大人数でシノビガミやったらほぼ全滅した話

皆さんこんにちは。
「必要十分なルールを簡潔に説明するのムッズ・・・」とTRPG会の度に凹んでいます。カベオです。
まあ、私の苦悩はさておいて。
第5回となる今回も非常に楽しいセッションとなりました!
人数が多い分、いつも以上にワイワイガヤガヤ楽しめたので、その辺りもお伝え出来たらなと思います!
そもそも『シノビガミTRPG』ってどんなもの?
PL達は生首状態でも生きれたり、光の速さで動いたりできる『シノビ』になります。THE・忍者。
各シノビにはミッションとして【秘密】が渡され、各PLはその【秘密】達成を目指して頑張る事となります。
【秘密】の一例としては下の様な感じ。
PC5の【秘密】
あなたの役割は<愉快犯>である。あなたは≪私立御斎学園≫に所属するシノビだ。
そして、≪私立御斎学園≫の流儀は「誰かの秘密を探す」事。
≪私立御斎学園≫は名前の通り、異能の力を持つ少年少女をシノビとして養成する機関である。
機会があれば積極的に忍務を割り当て、生徒に実践経験を積ませる事でも有名だ。
今回のあなたも例に漏れず、『なんかシノビ同士のごたごたが起こってるから全貌を探ってこい』と、それはもうありがたい忍務を担任からいただいたのであった。あなたの【秘密】は、
全員の秘密を集める事だ。
基本的な構成としては一番下に達成してほしい具体的な内容が書いてあり、その上にはその【秘密】に至った経緯が補足として説明されています。
メインフェイズ中にお互いこの【秘密】を探り合うことで、物語の全貌と敵味方の勢力図が判明していくと言った流れで進みます。
ちなみに、上で紹介した【秘密】は実際に今回のセッションで使用されたものです。
誰が<愉快犯>か気にしながら見るのも楽しいですよ♪
超シンプルに『シノビガミ』のルールを説明
読まなくても雰囲気で楽しめます。が、読めば何が起きてるか理解しながら記事を楽しめます。読みたい方だけ読んでくださいな。
導入 → メインフェイズ → クライマックスフェイズ → エンディング の流れでゲームが進みます。
導入は文字通り、各PLのシノビが『どんな理由でシナリオに関わってくるのか?』を簡単に説明するフェイズです。
システム的な処理は無いですが、PLにシナリオを楽しんでもらうために絶対欠かせないフェイズです。
メインフェイズはクライマックスフェイズに向けた下準備のフェイズです。
大きく下記の5つが出来ます。
- 情報判定(誰かの【秘密】or【居所】を探る)
- 感情判定(誰かと『感情』を結ぶ)
- 回復判定(自分の生命力 or 変調(状態異常)を1つ回復します)
- 戦闘を仕掛ける(【居所】を知っている相手に喧嘩を吹っ掛けます)
- 交渉(シーンに登場している他の人と【秘密】の情報を交換しない?と交渉できます。交渉材料は【秘密】以外にも色々。自由)
以上です。
情報判定で【秘密】を探りつつ、勢力図の把握と物語の全貌を解明するのが基本的な流れになりますね。
ただ、先を見据えて『感情』を結ぶ人も多かったです。2つのメリットがあるからですね。
- 『感情』を結んだ相手が判定する時、手助け or 妨害が可能に。どちらが出来るかは結んだ感情の良し悪しで決まる。(ちなみにこれを『感情修正』と呼びます。)
- 『感情』を結んでいると『情報共有』が発生します。自分 or 感情を結んだ相手のどちらかが情報を手に入れた時、もう片方もその情報を知ることが出来ます。こちらは強制の為、自分の【秘密】によってはデメリットな事も。
メインフェイズで出来る事は以上です。PLの考えが色濃く行動に出るため、このフェイズが見ていて一番面白かったです。(GM目線で)
クライマックスフェイズは全シノビが一斉に戦います。
自分以外の【秘密】を一切知らなくても、このフェイズで他全員を倒せば割と【秘密】達成できたりします。それが楽しいかはちょっとわかりませんがw
ただ、シナリオによっては倒しちゃいけない相手が居たりもするので、ちゃんと勝ちたいのであればやっぱり下準備は大事ですね。
エンディング。エンディングです。以上です。なんかいい感じに物語を締めます。
はい、以上が超シンプルなルール説明でした。上記を知っておけば、より一層この記事を楽しめると思います。
待ちに待った『シノビ』紹介
さてさて、毎度恒例となりつつあるキャラの紹介から行きましょう。
今回のシノビはこいつらだ!デデン!!

PC1:レイ
PC2:玉山鉄二
PC3:ハマカゼ
PC4:紅月 りん
PC5:大禍くらり
PC6:がんてつ
PC7:逆凪ひろ○き
至って普通ですね。(感覚麻痺)
もしかしたら見知った顔があるかもしれませんが、それは気のせいです。実在の人物とは一切なんの関係もありません。
早速導入
さて、シノビ紹介も済んだので早速導入です。
流石に7人分は紹介出来ないので、今回は1例としてPC3:ハマカゼ(弊社課長)の導入をお見せします。
ちなみに課長、実はTRPG会皆勤賞です。嬉しい。いつもありがとうございます。
今回の舞台はとある演劇団。
ハマカゼはその演劇団の監督に呼び出された所から物語が始まります。
以下監督の発言。
やあやあ、久しぶり。今日は君に頼みたいことがあってね。
実は、私が立てた世界平和のための計画を邪魔しようとする者が居るんだ。
君には、その撃退を手伝ってほしい。
な~に、大丈夫。私も参戦するからさ。一緒に頑張ろう。
君の命を助けた恩があるんだし、当然これくらいはしてくれるよな?
じゃあよろしく頼むよ。
以下は導入直後のちょっとしたやり取り
PC3:ハマカゼ「監督さんは恩人なんすね」
GM「・・・いえ?w」
PC3:ハマカゼ「あれ?w」
このタイミングでPC3:ハマカゼに【秘密】を渡します。
PC3:ハマカゼの【秘密】を要約すると大体こんな感じ。
PC3の【秘密】の要約
あなたの役割は<悪党>です。(意訳:監督の味方してね)
なんやかんやあって監督に洗脳されています。
役割:<監督>勢力以外のシノビを全員倒してね。
誰かに攻撃してもらえば洗脳が解けるよ。頑張ってね。
なんか大変そうな【秘密】ですね。実際大変だったと思います。
それでもGM目線では「なんやかんや上手くやってたな~」って印象です。
PC3:ハマカゼの【秘密】を念頭においてこの記事を読むのも楽しいかもしれませんね。
メインフェイズで特に面白かった所を3つほど紹介
こちらも恒例となりつつありますね。今回も私が個人的に特に面白かったシーンを3つほど紹介します。
かなりやんちゃするPC1:レイ
※既に全員がいくつかの【秘密】を探って手に入れている状況です。
GM「次、レイさんのメインフェイズです。何をしましょう?」
PC1:レイ「PC4の【秘密】を探りたいです」
GM「了解です。使う特技と、どんな感じで探ったかの演出を教えてください」
PC1:レイ「使う特技は<暗号術>です。で、どうやったかですね?」
GM「そうですね」
PC1:レイ「個室トイレの壁に書いてありました」
GM「!?www」
PC3:ハマカゼ「ガバガバだなぁ~w」
GM「まあ、わかりましたwでは、それが解けたかどうか情報判定しましょう」
PC1:レイ「はい」
PC1:レイ 情報判定 → 成功!
PC4:紅月 りん「ちゃんと書いてたトイレの壁に・・・」
GM「ちゃんと全部書いてましたね~。りんさんの【秘密】をレイさんに送りますね」
PC1:レイ「は~い、来ました。これってまだ何か出来るんですかね?」
GM「シーンに登場している人同士で交渉(【秘密】の交換)が出来ますね」
PC4:紅月 りん「それは私達もできるんですか?」
GM「はい、できます」
PC2:玉山鉄二「りんさんと情報交換してえなぁ~、みたいな?」
GM「そうですそうです」
PC4:紅月 りん「お、私もしたいですねぇ~。PC6の【秘密】持ってるんですけど」
GM「(PC6の【秘密】が)ばらまかれる・・・?」
PC6:がんてつ「やめてください・・・」
PC2:玉山鉄二「PC3の【秘密】渡せるよ?」
PC4:紅月 りん「お?丁度欲しいのと一致しますね」
PC7:逆凪ひろ○き「すごい、外野の【秘密】がばらされようとしてるw」
PC1:レイ「PC6の【秘密】結構知りたいっすね」
PC6:がんてつ「!?wやめてください!!!www」
PC4:紅月 りん「ん~、私は別にPC1に教える気はあんまないなぁ~。PC1、逆に何か渡せます?」
PC1:レイ「PC4とPC5の【秘密】持ってます」
PC4:紅月 りん「PC4私だから~・・・いやでもやっぱPC3の【秘密】知りたいな。玉山さんと情報交換したい」
PC2:玉山鉄二「ん~、PC6の【秘密】を持ってる?」
PC4:紅月 りん「はい。PC6とPC3の【秘密】交換しません?」
PC2:玉山鉄二「どうしよっかな~。ちょっと怖いんだよなぁ~・・・」
PC4:紅月 りん「!?wさっきPC6欲しいって言ってなかった・・・?」
PC2:玉山鉄二「ん~、まずレイさんと交換したいな。私が出すのはPC3の【秘密】」
PC4:紅月 りん「PC3はどっちにしろバラまかれるw」
PC3:ハマカゼ「おもむろにバラまかれるやん」
PC2:玉山鉄二「PC1は何か【秘密】持ってます?持ってたら教えてほしいな~」
PC1:レイ「PC4とPC5の【秘密】持ってますね」
PC2:玉山鉄二「PC4の【秘密】欲しい!」
PC3:ハマカゼ「PC4の目の前でPC4の【秘密】がwww」
GM「しまった、トイレの壁に書いたばかりに!くそ!」
PC4:紅月 りん「アホの子になっちゃうよケモミミ~・・・」(PC4はケモミミ系のシノビ)
PC4:紅月 りん「・・・あれ?私ほとんど【秘密】バレてないか?」
PC3:ハマカゼ「僕もどっかで貰ってこよ♪」
GM「www」
ただ敵と風呂入っただけのPC6:がんてつ
※全員がなんとなくの共通認識として「とりあえず監督は敵やな」となり始めた頃。
GM「はい、次はがんてつさん行きましょう。誰を呼びます?」
PC6:がんてつ「じゃあ監督をシーンに呼びます」
GM「了解です。では都市シーン表を振ってどういうシチュエーションで会話してるのか決めましょうか」
PC6:がんてつ「はい、振ります」
PC6:がんてつ 都市シーン表 → 2。シャワー室。
PC2:玉山鉄二「シャワー室?!w」
GM「男二人、シャワー室・・・?凄い状況w」
PC6:がんてつ「えっと、情報判定で【秘密】を探ります。お風呂上がりの<衣装術>で」
GM「お、自然なロールプレイいいですね。では情報判定お願いします」
PC6:がんてつ 情報判定 → 失敗!
PC6:がんてつ「ん。これって忍具使って振り直せますか?」
GM「できます。」
PC6:がんてつ「じゃあ1つ使って振り直します。頼む・・・」
PC6:がんてつ 再情報判定 → 失敗!
GM「あるある過ぎるな~」
PC6:がんてつ「はい、じゃあ、諦めます・・・」
PC4:紅月 りん「サウナダメだったか~」
GM「いい湯だったぜ~って二人で上がってますね」
PC3:ハマカゼ「ただ風呂入っただけ?w」
爆速で【秘密】が広まるPC4:紅月 りんとPC3:ハマカゼ
PC5:大禍くらり 情報判定 → 成功!
GM「お、成功。では監督の【秘密】をお渡しします」
PC5:大禍くらり「はい、来ました。」
GM「他に何かやりますか?」
PC5:大禍くらり「がんてつさんと交渉したいんですけど・・・【秘密】何持ってますか?」
PC6:がんてつ「私はPC3とPC4ですね」
PC5:大禍くらり「私はPC4とPC7を持ってるんですけど、7と3を交換とかできますか?」
PC6:がんてつ「あ~、じゃあ一応お願いします!」
GM「りんとハマカゼだけ爆速で広まっていくのなんでなんだろう?」※中盤時点でほぼ全員が認知済み
PC3:ハマカゼ「なんでぇ~?(当然の疑問)」
PC4:紅月 りん「交渉材料にならんもう・・・(広まりすぎて)」
GM「なんならPC3の【秘密】は更に情報共有でPC4に流れますからね」
PC3:ハマカゼ「みんな俺の事知ってる・・・」※【秘密】とは
クライマックスフェイズで特に面白かった所を紹介
こちらも最早恒例ですね。最後、クライマックスフェイズで個人的に面白かったシーンを紹介します。

※玉山、がんてつ、監督が生命力0になり、ひろ○きとハマカゼが戦闘から自主脱落しています。ちなみに二人は瀕死
PC5:大禍くらり「じゃあ奥義発動しま~す!」
PC5:大禍くらり<奥義!『いっぱいしんじゃえ♪』>
PC5:大禍くらり「効果は『範囲攻撃』で、演出は爆弾を辺り一面にポイポイして爆発します!」
PC7:逆凪ひろ○き(瀕死)「ヤヴァイ」
PC3:ハマカゼ(瀕死)「愉快犯だなぁ~?!」
PC4:紅月 りん「愉快犯だな~・・・」
GM「対象はちなみに誰ですか?ハマカゼも攻撃できますよ」
PC3:ハマカゼ(瀕死)「!?wそっとしといてください!!www」
GM「www 複数人選べます。攻撃したい対象を選んで教えてください」
PC5:大禍くらり「どうしよっかな~・・・」
PC3:ハマカゼ(瀕死)「脱落組は死にぞこないですからねぇ」
PC7:逆凪ひろ○き(瀕死)「確かにw私も死にぞこない・・・」
GM「www まあキリよく止め刺してもいいんじゃないですか?w」
PC3:ハマカゼ(瀕死)「!?www」
PC4:紅月 りん「キリよく・・・w」
PC3:ハマカゼ(瀕死)「ついでにみたいなw」
PC5:大禍くらり「りんさんにしようかな~。『不信』の感情持ってるし」
PC5:大禍くらり「あと『なんとなく』ひろ○き」
PC7:逆凪ひろ○き(瀕死)「!?www」
GM「対象は以上でよいですか?」
PC5:大禍くらり「はい」
PC3:ハマカゼ(瀕死)「許された・・・」
~しばらくして~
PC1:レイ「奥義発動します」
PC1:レイ<奥義!『二丁スナイパー』>
PC1:レイ「効果は『範囲攻撃』で、演出は右手と左手が拳銃になります」
GM「戦闘狂だなぁ~・・・誰攻撃します?」
PC1:レイ「これ全員選べるんですよね?」
GM「選べます」
PC1:レイ「じゃあ全員で」(PC3:ハマカゼ(瀕死)、PC4:紅月 りん、PC5:大禍くらり)
PC4:紅月 りん「戦闘狂だな~主人公!?」
PC3:ハマカゼ(瀕死)「とんできたか~(諦め)」
GM「はい、じゃあひとまずハマカゼさんは○にましょうかw」
PC3:ハマカゼ(故)「ほな」
感想やまとめ、結末など

山積みの敗北シノビ達。ひっくり返っている人達は大禍くらりさん以外、全員埋葬対象です。
はい、大分端折りましたが、以上が今回のTRPG会の流れとなります。
本当はもっと色んな名場面があってですね、私なんかはセッション中ずっと笑っていた記憶があります。
正直紙面など諸々の都合が無ければ全部書きたいのですが・・・致し方ありません。
物語の結末としては、あれだけ沢山いたシノビが二人しか生き残りませんでした。
本来はもう少し生き残るはずのシナリオですが、どうしてこうなったんでしょうか。面白いですね。
まあ結末がどうであれ、参加者の皆さんにまた楽しんでいただけて、私としても非常に楽しめたので開催して良かったな~と思います。
また次回、一旦『裏』TRPG会を開催した後に、また表TRPG会(ブログに書く方)をやりたいなと思います。
そろそろまた違うTRPGシステムを楽しんでほしいですね。『パラノイア』か『エモクロア』か、はたまた『マーダーミステリー』か・・・。
夢が広がりますね!
ではまた次回、次のTRPG会ブログでお会いしましょう。
カベオ
筋トレ大好きだが未だがりがり君。
全社員ナイスバディ化計画立案中。