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【やってみた(?)】ド素人がゲーム開発エンジンに触れてみました。【unreal engine 5】

皆様こんにちは

おじいちゃんです。

前回、unreal engine 4の開発環境に関して、準備編と銘打ってブログ記事を書いたのですが、

今回はまずは謝罪をさせて下さい。

1つ、去る2022/04/05にEpicGames様から、unreal engine 5のリリースが発表されました。

これに関連して、UE4を触る事を止め、UE5の環境を構築する決断を致しました。

2つ、決断をしたのですが、結論から申し上げますと、

【私の自宅PCのスペック不足で開発環境が動きませんでした。】

いや、まったく動かない事は無いんです。無いんですが、それはもうストレスフルな動作しかしないし、

なんならブルースクリーンになるし、正直

【こんなPCで開発なんか出来るか~~~!!!!】

と言う状況でした。

本記事の投稿までの約2か月間、特にGWとかは、色々思考錯誤を繰り返しながら、本企画を継続できないか?っと努力してきたのですが、

結論としては、PCスペック上げないと話にならないよね~。と言う事になりました。

本企画にご期待頂いた皆様には本当に申し訳なく思うのですが、ご理解の上、ご了承頂ければと思います。

と言う事で、今回はUE5って何が変わったの?どの辺が凄いの?と言う事をご紹介していきたいと思います。

UE4からUE5への大きな変化、まずは映像処理

まずは、映像処理部分での大きな変化ですが、

最大のポイントはポリゴンの処理技術の大幅改善です。

UE5では、【Nanite】と言うシステムによって、ポリゴンの処理が大幅に改善されました。

前回も触れた、【The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience】では、数十億と言うとんでもない数のポリゴンを利用し、

ビルなどのオブジェクトが実にリアルに表現されています。

出典:State of Unreal (youtube)より抜粋

旧来のUE4まででは、3Dモデリングのパターンを距離に応じて複数用意したりしていたそうです。

ユーザーサイドとしては、映像の端までより綺麗な映像が楽しめる様になったと言う事ですね。

 

そして、そのポリゴンを利用しているのであろう、光の反射の表現が凄いです。

まずは下の画像をご覧ください。

出典:State of Unreal (youtube)より抜粋

UE5のデモとしてリリースされている【LYRA】の画面です。

そして次の画像をご覧ください。

出典:State of Unreal (youtube)より抜粋

同じく、LYRAの画像です。

皆さんは何が変化したのか判りますか?

まあ、すぐに判ると思うのですが、床のオブジェクトの色が白から緑に変化しています。

しかし注目して欲しいのは、そこではなく、天井部分をご覧ください。

なんと、太陽光が緑の床に反射して、白い天井部分がうっすらと緑色になっている事にお気づきでしょうか?

こう言った光の反射による表現なども、UE5になった事によって改善・強化された部分だったりします。

ツールとしてもパワーアップ

ゲーム開発だけではなく、映像処理でも活躍していたUEですが、

実は、UE4までのゲーム開発時には、階段などは3Dモデリングされたオブジェクトを実際に取り込んでから、

画面上に配置していたそうです。

つまり、3DCGによるオブジェクトありきで、ゲームのマップ等を考える必要があったと言う事ですね。

オブジェクト先行なので、当然サイズ等も先に決まっているので、床の高さを変えると階段のサイズも変えなきゃ。

みたいな事が発生していたわけです。

それが、UE5では、内蔵されているモデリングツールによって、以下の画像の様に簡単にオブジェクトが追加できるようになったそうです。

出典:State of Unreal (youtube)より抜粋

 

この階段のオブジェクトも、幅や高さ、土台の有無等を全てUE5上で変更可能になったそうです。

こういった様々な改良・改良を加える事で、開発コストが下がったり、

時代の流行に合わせた開発が短期間で出来たりする様になったようです。

 

まだまだ、ご紹介したい機能などもあるのですが、

詳細は実際にUE5の公式情報を参考にして頂いた方がより詳しく載っておりますので、

是非そちらをご参照下さい。

最後にゲームをご紹介

最後に3本ゲームタイトルをご紹介します。(文字だけのご紹介です。)

既存の物でUE5を使っている物が1つ、現在開発中の物を2つご紹介します。

ゲームをやらない方も、トレーラー映像などがyoutube等で気軽に見れる時代なので、

ご興味があれば、映像を探してみて下さい。

①フォートナイト

言わずと知れた、EpicGames様の看板タイトルですね~。

当然UE5が自社の開発エンジンなので、使っています。

2021年末にリリースされた【チャプター3 – シーズン1】以降の開発はUE5となっているそうです。

②The Witcher

The Witcher も有名なゲームですね。

3は、ゲーム開発会社の独自エンジンである、【REDengine】を採用していたようなのですが、

2022年夏現在、開発中の新作はUE5での開発を行っているそうです。

自社ブランドのエンジンを使わない。と言う決断をさせる程のインパクトがUE5にはあったのでしょう。

③tomb raider

こちらも映画等もある有名なゲームですね。

こちらも発売中の最新作は【Foundation Engine】と言うエンジンを採用していたそうなのですが、

現在開発中の最新作は、UE5での開発を行っているそうです。

スクエニさんも使うってのは、日本ではインパクトが大きいんじゃないかと思います。

 

と言う事で、ゲーム開発の入門位なら適当なPCでも大丈夫でしょ?と高を括った結果

休日返上(?)でPCのチューニングに時間を取られまくったおじいちゃんがお送りいたしました。

UE5ももちろん無料で触れますので、ゲーム開発にご興味のある方は、是非触ってみて下さい。

私は、PCに投資できるお金が溜まったら、リベンジするかもしれません。

それでは、閲覧ありがとうございました。

おじいちゃん

おじいちゃん

入社月の社員総会で、初対面の「いかさん」にこのあだ名をつけられました。

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