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エンジニアにこそ読んでほしい”ファシリテーション”おすすめ書籍3選

3万時間。企業に勤めるあなたが一生涯で会議に費やす時間です。
(出典:世界で一番やさしい会議の教科書 冒頭より)

膨大な時間でびっくりしますね。
会議をしていると稀に宇宙猫が頭をよぎる、にぬねです。

SES現場では進捗会議、キックオフ会議、対策会議…
プロジェクトによって色々な”会議”に出席する機会があります。

エンジニアに限らず”社会人”とは切っても切れない関係にある”会議”。

福利厚生制度「書籍購入制度」を利用し昨年夏から9冊のファシリ本を読んだ私から、「ファシリテーション」についての書籍3冊をご紹介!

開発作業に集中したいエンジニアにこそ、
ファシリテーションはきっと役に立ちます。

個人的なオススメ本の組み合わせ

まずは紹介3冊の全体像をば…。

①世界で一番やさしい会議の教科書
②13歳からのファシリテーション
③ゼロから学べる!ファシリテーション超技術

上記順で読むのがいいかなと思いました。(私は③②①で出会っていきました…)

でも以下を参考に、順番はお好みで!
①すぐ使える知識が欲しい人  現場新人でも取り入れやすい仕切らないファシリ
②少ない文量から始めたい人  参加側/進行側の心構えと簡単な全体像
③進行・運営の知識が欲しい人 進行側の知識を取り入れる

組み合わせるな1冊にしぼれと言われたら、①が一番オススメです!

各書籍の紹介

新人目線で実践される”隠れファシリテーション”に注目

“ファシリテーション”って進行役がやるやつでしょ?
開発要員で入ると参加者側が多いし、ファシリの知識いらなくない?
と思われる方には、ぜひこの本から読んでみてほしいです。

世界で一番やさしい会議の教科書

書籍タイトルに”ファシリ”の文字が無いのですが、フタを開けるとしっかりファシリテーションについての本です。

SES現場に入場すると、最初は誰でも新人です。リーダーとして入場する場合は別ですが、いきなり会議で進行役に回る方は少ないと思います。

こちらの本では「よくある会議の”いち参加者”」目線で、主人公の”小さなチャレンジ”を見守りながら「仕切る以外のファシリテーション」が学べます
9冊の中で個人的に一番良書でした。全社会人にオススメしたい。

※補足
「世界で一番やさしい会議の教科書 実践編」もあります。無印本から、よりTipsだけを抜粋した書き方で、追加Tipsも多いです。
ただし、実践編のTipsだけ掻いつまんだ形式で読むと、「よし自分も現場で言ってみよう」というイメージが湧きにくく、読んだだけで終わってしまう可能性が…。
個人的にはできればまず無印本を読んで、プラスαとして気になれば実践編を読むのがオススメです!

中学生向けだからこそ”ファシリテーションの心構え”が掴める

大人向けのファシリ本は、スキル的な部分に重点が置かれている印象でした。
特別なスキルなのでは…自分には無縁…と、ファシリテーションに少し苦手意識がある方にはこちらの本!

「13歳からのファシリテーション」

”そもそも会議って進行役だけが頑張って作るものではなくて、本来は参加者側が主役だよね。じゃあお互いにどうやって協力できるだろうか。”というような「参加側/進行側の両視点での心構えと少しのコツ」が丁寧に描かれています。

「こういう子いたいた」というキャラ付けで、自分はこのタイプかなぁなんて思いながら読み進められます。
中学生の彼らの様子を見ながら、「自分は普通に参加しているつもりでも、進行役にとってはちょっと進めにくい要因になっていないだろうか」「自分は普通に進行しているつもりでも、参加者は戸惑っているところがないだろうか」と反省できるかも。

仕事になってくると技量の差や担当部門などがあるので、”中学生の話し合い”とは異なる部分もありますが、文量もページ数もそこまで多くないのでファシリテーションの基本に立ち返る良書だと思います。

オンラインも対応!”進行役としてのファシリテーション”で理解を深める

(なんか知らんが進行役が回ってくるぞ…どうしたらええんや…)、(いつか自分も進行役をやるかもしれない…)、(参加会議がもどかしい…進行役のあるべき姿ってどんなものなんだ…)と“進行役”に興味がある方にはこちらがオススメ!

「ゼロから学べる! ファシリテーション超技術」

会議の種類についての理解、問題解決への理解、合意形成の仕方、オンラインでの会議のコツといったことが満載の本です。
準備の仕方や意見の引き出し方についても、実例+フォーマットで解説されているので、具体的にイメージ⇒汎用的に抽象化⇒自分の会議に落とし込むことができると思います。

“ファシリテーション”と言われて最初に思い浮かべるあの”進行役”を、実際にこなすにはどういったテクニックがあるのか、が分かります。

参加者目線⇒全体像⇒進行役目線がオススメな理由

「ファシリテーション=進行役、リーダーが使うもの」というイメージだと、なんとなく自分とは縁遠いスキルに思う方が多いのではないでしょうか。

でも、進行役でもないのにただ一言確認するだけで、参加会議がちょっと短くなったり、会議中や会議後の自分が動きやすくなったり、すぐに実益を感じられたのが①の本でした。

参加者目線の隠れファシリは効果がすぐに出て、エンジニアでも使いやすいスキルなのです。

よく確認するので、最近では聞かなくても「この会議では、皆さんに〇〇の状況や懸念を共有してもらい、会議後からXXさんYYさんたちが各自作業に取り掛かれるようになってもらうのがゴールです。」のようなことを会議冒頭で明示的に宣言してくださるようになりました。これだけで随分と会議の進みや終わりの締め方が違うんですよね。

①を取り入れ実益を得たことで興味がでれば、②で全体像・心構えを捉え直し、③で進行役への理解も深まると、より①の隠れファシリが実践しやすくなる・・・という好循環が生まれるかなーというのが、何冊か読んだ後の個人的な所感です。

おわりに

再度になりますが、
開発作業に集中したいエンジニアにこそ、
ファシリテーションはきっと役に立ちます。

facilitateという言葉自体は「促進する、容易にする、楽にする」という意味だそうです。

まだまだ私もチャレンジ中ですが、ちょっとでも会議が楽になったり促進されたり、何よりそれによって自分自身も楽になればよいなと思う今日この頃です。
そして、それら小さな連鎖がひいては品質向上に繋がっていくものだと思います。

ファシリテーションを知る参加者が増えるほどに効果は増していくものですので、ぜひ1冊触れてみてはいかがでしょうか。

にぬね

にぬね

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」
とりあえず興味のむくままに動く人。
なんでも検索しちゃう。
夕方の帰り道に世界が青く見える現象の名前を永遠に覚えられなくて毎回検索している。
おそらく社内ブログ随一の長文タイプ。反省はしている。後悔はしていない。

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